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ファンタジー小説銀の騎士外伝
おばさんの呟き
-呟き後編-13/18
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「子供が出来たとわかったのは、そんな時だった。どんなに嬉しかったか。だけどあたしは心配だったんだ。もしも、もしも間違いだったら……そうしたらどんなにフーチががっかりするだろうと思ってさ、だからもう少し、絶対にそうだとわかるまでは、黙っていようと思ったんだよ。だけどそれがいけなかったんだ。本当に、なんであの時すぐにフーチに言わなかったんだろうって、今でも夢に見てうなされるんだ。あの時フーチに言ってさえいたら、こんな事にはならなかったんじゃないかって気がするんだよ。いや、本当は関係ない。フーチに言ったところで、子供は流れる運命だったんだから。関係ないんだ。だけど、じゃあどうすればよかったんだよ。あたしはどうすれば……」
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