ファンタジー小説銀の騎士外伝

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シュールは毎日光る石を求めて狩りに出た。
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シュール編

-過ぎし日-3/7

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シュールは毎日光る石を求めて狩りに出た。

生まれてすぐに母親は死に、ずっと父と二人で生きて来た。シュールには父親がすべてだった。

父ガッシュは、赤ん坊だったシュールを背負って狩りに出ていた。だからシュールは狩りには慣れ親しんでいる。魔物を怖いとも思わなかったし、光る石を集めて暮らすのが当たり前だと思っていた。

去年の秋、冬の間の貯えの為、ガッシュは森の奥深くまで入り込んだ。シュールを連れて。

その結果、疲れ果てて眠ってしまったシュールをおぶって、片手で魔物と戦う羽目になったのだ。シュールを連れて行かなければこんな事にはならなかっただろう。

ジェシカおばさんはいつもその事でガッシュを責めた。幼いシュールを残して死ぬつもりなのかと。

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